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皐月№4

 

本日は、5月12日看護の日又、あの有名な「ナイチンゲールの誕生日」で有ります。

ナイチンゲールは、医療活動と医療衛生環境の発展のみならず、助け合いの精神など、看護・看護教育学・社会起業家・統計学など多岐にわたって大きな功績を残しました。

 

1820年(文政3年)5月12日にフローレンス・ナイチンゲールは誕生して居ります。

功績の一部に、1853年(嘉永6)~1856年(安政3)年間に起こったロシア・ブルガリア対フランス・イギリス等の欧州連合軍の戦いに於いて(クリミア戦争)、野戦病院で負傷兵達への献身的な看護活動が広く知られていますね。

 

彼女の一生は、まさしく、現在の看護教育の『母』であり、又、『光掲げる貴婦人』、『クリミアの天使』とも称されて居りますが、それだけにとどまらず、病院建築や、統計に基づく医療衛生改革等に於いても非凡なる才能を発揮されています。

 

世界で初めて宗教系ではない看護学校を設立したり、(ナイチンゲール看護学校・現キングス・カレッジ・ロンドンの一部)病院の建築にも『病院覚え書』と図面入りで記している。

・病室は間仕切りなしのワンルーム

・患者のベッド1つにつき、1つの窓がセットされる

・窓は高く天井迄延びた3層の窓

・一番高い3層目の窓を常時開放しておくことで、病室の換気を行う

その他、患者一人の療養空間として相応しい面積や、ベッドの高さ、ベッドとベッドの間の距離についても理想的とされる計算値が記されて居ります。このナイチンゲール病棟は、世界中の病院建築に取り込まれ、実際に建物として、現実的に機能していったそうです。

基本の基本とも言えますが、とっても大切な事ですね。

彼女の残した言葉の中で、看護とは「新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさを適切に保ち、食事を適切に選択し管理する事」とあり、患者の生命力の消耗を最小にするよう整えると記しています。現在にも充分に通じる言葉で有ります。

 

高田司法書士事務所

 

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