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文月№2

 

今週末は、いよいよ参議院選挙ですね。

参議院は、衆議院のような解散による選挙は無い為、常に任期満了(6年)での選挙となりますが、其の内の半分が3年ごとの選挙によって入れ替わる仕組みになっていますね。

よって、今回の選挙で定数248人の内の半分に当たる124人が、比例代表議員50人、選挙区選出議員74人として選挙にて選ばれます。

 

参議院と衆議院の違いは、議員定数は、衆議院465人、参議院248人(参議院議員の定数は今回の選挙以降の数字)又、任期も4年と6年、そして、被選挙権も衆議院は25歳以上

に対し参議院は30歳以上となっております。

 

特に記する事として、参議院は別名“良識の府”と呼ばれている事です。これは、衆議院に比べ任期も長く、解散が無い事で、一時の世論や動向に左右されずに、腰を据えて議論できることから、そう呼ばれるそうです。

そして、参議院だけに認められているものに『参議院の緊急集会』が有ります。内閣は人数の多い衆議院では多数派から指示を得られないと法律を作ることが出来ません。その為、行き過ぎた内容や誤りがないか、参議院の視点から是正(悪い点などを正す)する事が求められています。その様な事によって“良識の府”と呼ばれています。又、他にも〝再考の府“・”政局の府“とも称されます。

 

そもそも、日本に於いて2院生が存在するには、国のルールを決める国会に於いて十分な議論が尽くされる事が目的で有ります。

それぞれに、異なる特徴があることによって、多様視点で法案などを議論し、国民や社会にとってより良い法律が作られるような仕組みとなっております。

此の基本理念に立ち返って!議員の方々も、そして国民の一人として、私達も貴重な一票を行使したいと思います。

 

 

高田司法書士事務所

 

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