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文月№1

 

7月に入り、今年の梅雨明けの速さといい、毎日の猛暑に体調を崩されてはいませんか?無理をせず、ご自分の身体や体調に合わせて過ごしましょう。そして、体力に⁈自信が有れば、山開き(7月1日)もされたようですし、森林浴も兼ねて、山登りも良いですね。

同じく、今日は海開きの日でもあるようです。本日は、山開き、海開きについてお話ししましょう。

 

地図を開くと一目瞭然ですが、日本には多くの山が有り、その数地図上だけでも1万6千以上だそうです。山は美しく、人々に自然の癒しを与えてくれますが、噴火や落石等の災害も多く、かつては一般の人が勝手に山に入る事が出来なかったそうです。その一方、山には多くの水源も、又、生活に欠かせない木材も山から得ていました。「山には神様が降りてくる」と信じられ、山は信仰の対象でもありました。寺院等でよく○○山、と付いているのを目にするかと思いますが、これは山を信仰の対象としていた事の名残だそうです。

その為、最初は山頂にある御神体を拝む為に、修行僧や山伏などしか入山できませんでしたが、やがて、季節がよく、安全な時期を選んで一般の人も山に入れるようになった様です。なので、登山はレジャーではなく、あくまでも信仰の為だったそうです。そして、一般の人々が山に入れる時期を知らせたのが、「山開き」となりました。「山開き」の一番大きな意味が「山にかかわる人たちの安全を願うこと」だと言うことがよくわかります。

そして、「海開き」は山開きよりは歴史が浅いと言われていますが、昭和4年頃から行われるようになった様です。日本での海水浴は明治になってからで、当時の陸軍軍医だった「松本順」という方が、海外で既に行なわれていた海水浴の健康効果に注目し、日本でも行うべきとして、海水浴に適した場所を探したところ、神奈川県の大磯が良いと、近隣にも海水浴場が次々と誕生し、大磯一帯は日本での海水浴場発祥の地として発展していったそうです。

 

今でも若者や家族連れの方達で賑わう湘南地域に、こんな歴史が有ったなんて!面白いですね。

そして、山開き同様、海にも今も昔も命にかかわる事故が起きる可能性があり、「海開き」の初日には、神主による安全祈願の神事が行われるそうです。今年の夏も、事故無く、安全で、海・山のレジャーを楽しみましょう。

 

高田司法書士事務所

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