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水無月№1

 

早いもので、今年も6月に入りましたが、梅雨の時期でもあるのに、何故「水無月」と呼ばれるのか?

本来「水無月」とは「無」が「の」に当たる連体助詞「な」という事で、「水の月」となるそうで、今迄水の無かった田んぼに水を注ぎ入れる頃であることから、「水無月」や「水月」「水張月」と呼ばれるようになったようです。

又、英語名では、Juneと呼ばれ、ローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻ユノ(ジュノー)から取られたそうです。

ユノが結婚生活の守護神であることから、6月に結婚式を挙げる花嫁を「ジューンブライド」と呼び、この月に結婚をすると幸せになると言われていますね。

 

日本では、6月は雨が多く、ジメジメして薄暗い気候の為、6月に結婚式を行うカップルが少なかったため、これに困ったブライダル業界が1970年代頃に始めたものであり、それまでは余り知られておりませんでした。

これに対し、ヨーロッパでは、季節が比較的良い頃で、結婚式を挙げるには、もってこいの!季節だそうです。

又、6月にはこの他にも色々素敵な呼び名が有るようです。幾つかご紹介しましょう。

「弥涼暮月」(いすずくれつき)、「旦月」(たんげつ)、「炎陽」(えんよう)、「常夏月」(とこなつづき)、「風待月」(かぜまちづき)、「鳴神月」(なるかみづき)、「晩月」(ばんげつ)、「涼暮月」(すずくれづき)、「松風月」(まつかぜづき)、「蝉羽月」(せみのはつき)、「陽氷」(ようひょう)等々、他にもまだございますが、中々!風流な呼び名も多く、古来より、日本人は、季節を楽しみ、色々工夫をして、ジメジメしがちな6月に於いても、生活を楽しんでいたことが、感じられますね。

昔の人々を見習って、梅雨の季節も、楽しみながら過ごしたいものですね。

 

 

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