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水無月№10

 

1945年(昭和20年)のこの日に太平洋戦争の沖縄戦が終結したことに因んで、『沖縄慰霊の日』が制定されました。

 

6月23日の『慰霊の日』は、沖縄戦犠牲者の霊を慰め世界の恒久平和を願う日で有ります。

太平洋戦争の末期1945年、日本軍と、沖縄諸島に上陸したアメリカ軍を主体とする連合国軍との間で行われた沖縄戦は、20万人以上の犠牲者を出し、その内約半分にも当たる10万人もの一般人の犠牲者を出しました。

沖縄県民の4人に1人が命を落とすほどの壮絶な戦いだったそうです。

『慰霊の日』は、沖縄県の休日となっておりますが、その歴史に於いても、長く沖縄の方々の苦労が垣間見れます。

 

第二次世界大戦で敗れた日本は、連合国軍の占領下に置かれ、その後、1952年サンフランシスコ講和条約によって日本の主権は承認されましたが、沖縄県だけは引き続きアメリカの統治下に置かれました。

その為、日本の休日とは別に沖縄県独自の休日が定められました。

1972年に沖縄返還が行われると、沖縄にも日本の法律が適用されるようになりましたが、沖縄県独自の休日として『慰霊の日』は、今も残り続けています。

 

一般的には、「ひめゆり学徒隊」と呼ばれていた女学生の方々の実体験に基ずく映画等でも全国に知られましたが、筆舌に表せないほどの、壮絶な体験をされています。ほとんどの女学生の方々が命を落としたそうです。

本土でも、広島・長崎への原爆投下、東京大空襲等々本当に戦争とは恐ろしいものです。

ほんの何十年前の日本の戦火ですが、今もウクライナの方々は、この様な地獄を体験されているのかと・・・

一日も早く、あらゆる戦禍が鎮まり、子供達が、老人が、全ての人々が空爆から避難しなくてもいい世の中になって欲しいものです。

 

 

高田司法書士事務所

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