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水無月№13

 

本日は、『夏越の祓』と言う平安時代から続く厄落としの神事だそうです。

1年の上半期を締めくくる6月30日に罪穢を落とすことで夏瘦せ!を防ぎ、暑い夏を無事に超えようと行われて来ました。

この時期に、神社などでよく目にするものに、(チガヤ)と言う草で編ん輪“茅の輪”(ちのわ)をくぐり、厄を落とす儀式が有りますね。

この大祓(おおはらえ)は、年に2回有り、今日を「夏越の大祓」といい、12月31日の大祓は「年越しの大祓」と呼ばれているそうです。

関連する言葉に「夏越のご飯」なるものが!こちらは記念日として認定・登録されているそうですが、一年の前半最終日に当たる6月の晦日に、一年前半の厄を祓い、残り半年の無病息災を願って食すもので、栗や豆などを入れたご飯に「茅の輪」をイメージした夏野菜の丸いかき揚げをのせ、生姜を効かせたおろしだれをかけたもの、らしいのですが、残念な事に、当方は、まだ食した事が有りません。書いてるだけでも!とても美味しそうで、暑い夏にピッタリのご飯ですね。

 

「夏越ごはん」の(栗)は、蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔嗚尊(すさのおのみこと)を「栗飯」でもてなしたと言う伝えからで、(豆)は邪気を祓い、(生姜)は百邪(ひゃくじゃ:病魔や災厄)を防ぐとされた事からその「夏越ごはん」を食す事で、暑い夏を乗り切る体力作りに、そして、一年の後半も、元気に新たな気持ちでスタートを切ってもらいたいとの思いが込められていますね。

こうしてみると、日本人には、古来より、その季節や、気候に合わせた、食べ物が有り、食欲の落ちる、暑い夏にも、食べやすく、元気の出る食事を考えて食していたことが解りますね。

因みに、夏越ごはんは、東京を中心とした全国約330店舗で期間限定で提供されるそうですが、赤坂の日枝神社、氷川神社、又、都内の多くの神社等で、「夏越ごはん」を提供する所もあるそうです。

今日も、うだるような暑さが続いていますが、「夏越ごはん」を食べて、今年の後半も、元気に乗り切りたいものですね。

 

高田司法書士事務所

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