皐月№3
皐月№3
「味は至ってあまく口中に入るとたちまち解けて誠に美味なり。これをアイスクリンと言う」と、言わしめたアイスクリームは、幕末に外国に渡った人々によって、初めてその味が我が国に伝えられました。
日本初のアイスクリーム(氷菓)は、1869年(明治2年)に町田房蔵が横浜の馬車道通りに開いた(氷水屋)で、「あいすくりん」という名称で製造・販売したそうです。
当時の物価に換算すると、一人前が2分=現在の価値で約8000円!とっても高級なものでした。町田が、初めて製造・販売した日が5月9日であると言う説もありますが、これを裏付ける資料は確認出来てないそうです。
「あいすくりん」は、町田に製法を教えた出島松蔵により、明治天皇にも献上されたそうです。この時の「あいすくりん」には、富士の氷穴と函館の天然氷を用いて製造されました。
そして時は経ち1902年(明治35年)東京・銀座の資生堂薬局(現・資生堂)内にアメリカのドラッグストア形式を参考にした、ソーダファウンテン(現・資生堂パーラー)を併設して、アイスクリームとアイスクリームソーダの製造・販売を始めたそうです。当時のアイスクリームは、卵の黄身を使って、レモンの香りのするフランス風アイスクリームだったそうです。今聞いても!美味しそうですが、当時の銀座では、その美味しさから、たちまち銀座名物となったそうです。そして、広くその美味しさが、広まって行ったそうです。
1964年に東京アイスクリーム協会(現・日本アイスクリーム協会)によって制定された「アイスクリームの日」5月9日は、今では、色々なキャンペーンやイベントも行われていますね。
これから夏に向かって、どんどん暑くなって行きますが、そんな時には、美味しいアイスクリームや氷菓子、又、かき氷等々、せいぜい楽しみたいものですね。
高田司法書士事務所
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