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皐月№9

 

昭和44年5月26日、大井松田ⅠⅭ~御殿場ⅠⅭが開通し、東京から愛知県小牧市までの346.7㎞に及ぶ東名高速道路が全線開通しました。

工事は昭和37年に着工し、昭和43年に部分開通。そして、昭和44年のこの日、全線開通致しました。

遡ること1929年、実業家、菅原通済(すがわらつうさい)が、日本初の高速道路建設計画を打ち出しましたが、建設費も8,000万円(現在の貨幣価値に換算して約5,000億円)かかるとされ、加えて当時の日本には、まだ欧米諸国のようには車も普及しておらず、「必要性を感じる人が少なかったこと」、又、「経済不況・戦時中の軍事体制」等も重なり、計画は頓挫しました。

 

日本政府も、ドイツのアウトバーンに刺激を受け、1938年から自動車専用国道の議論を始めますが、矢張り戦況の変化などにより、またも、計画は頓挫してしまいます。

終戦後、日本は頓挫していた高速道路建設計画をついに実行に移すことに、時期として、高度経済成長期、そして間近にオリンッピクを控えて、国民の志気も高かった事も計画を実行に移要因になった様です。

そして、1963年7月16日、ついに栗東ⅠⅭと尼崎ⅠⅭを結ぶ名神高速道路が完成します。日本の高速道路の幕開けとなり、これより、高速道路が急速に拡大して行きました。

又、現在にも、多くの高速道路が建設されて居ります。

現在では、当たり前の様になった「ÉTÇ」ですが、始まりは、2000年代に入り、パソコンや携帯電話の普及、電子マネーの実用化に伴い高速道路もⅠT化の流れを受け、料金の支払いを自動で行うÉTÇの設置が望まれ、開発を進めた結果、2001年に国内初のÉTÇが導入され、2010年に入ると、全国の利用者は80%を超え、一部道路に於いては90%を超える道路も有り、一般的にも、可成り普及して居ります。

2005年には、「日本道路公団」、「首都高速道路公団」、「阪神高速道路公団」、「本州四国連絡橋公団」の四公団が民営化され、現在に至って居ります。よく耳にする「NEXCO」ですね、車での移動には、本当に助かりますね、安全運転に気を付けて、ドライブを楽しみたいものです。

 

高田司法書士事務所

 

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