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長月№7

 

もう直ぐ、秋分の日となりますが、今年は残暑!も厳しく中々、秋らしい気候になって頂けないようです。去年も「秋」が無かった様に「冬」を迎えてしまったような・・・。日本らしい!四季は段々と変わってきているようです。

元々「秋分の日」は、先祖を敬い、亡くなった人をしのぶという国民の休日となっていますね。

春分の日同様に、昼と夜の長さがほぼ同じで、この日を境に、昼が短くなり、秋が深まる季節となりますね。“秋の夜長に月を愛でて、虫の声に癒される”と言われていますが、昨今の様に、天候の変化が著しいと、うかうかしていますと、「秋」を見逃すようなこの頃です。

「秋分の日」は、別名「彼岸の中日」等とも呼ばれ、ご先祖様のお墓参りをしたり、「おはぎ」を食したりと楽しみな行事もありますね。

よく耳にしますのは、春のお彼岸には、こしあんの牡丹餅(ぼたもち)で、秋はつぶあんのお萩が一般的ですが、よく似ている様でも、微妙に違っているのは、あんこの種類ですが、これは、小豆の収穫時期の違いからが理由で、収穫したばかりの秋の小豆は、皮ごと食べることが出来るので、粒あんなのだそうです。小豆には、邪気を祓い、魔除けの効果があると信じられていることから、ご先祖様への供物として普及したと考えられます。

その他にも、大きさや、形に違いがあるとも言われています。

又、お彼岸の時期は、季節の変わり目なので、体調を崩したりしやすいことから、消化の良い、うどんや蕎麦を食べて、体調を整えるということから「彼岸蕎麦、うどん」と言う行事食も有るようです。特に蕎麦は、五臓六腑を清める食べ物とも言われて居り、ご先祖様を迎える時に食される様になったそうです。

又、「明け団子」と言われ、お彼岸の明けの日に、串についた団子を供え、食す週間もあるそうです。物事を貫き通す、という意味からで、諸説有りますが、あの世に帰るご先祖様への“お土産”なのだそうです。

現在では、お彼岸にお墓参りや行事食を食す事も段々と少なくなって来ているようですが、秋の夜長に、たまには、昔を思い出したり、ご先祖様を思い出したりするのも、良いものですね。今年は、手作りの!お萩でもほおばりながら、当方もご先祖様を思い出したりしようと思います。

 

高田司法書士事務所

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