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文月№4

 

今日7月15日は『盂蘭盆会』(うらぼんえ)と言われ、毎年太陽暦7月15日を中心とした7月13日から16日の4日間に行われる仏教行事のことを指します。日本では、「お盆」と言われていますね。

地方によっては、一月遅れの8月15日に「お盆」を行うところもあります。父母や祖霊を供養したり、亡き人を偲ぶ仏教行事で有ります。

一般的には、お墓や仏壇を清め、綺麗に整え、盆棚や盆提灯などを飾り、家族や親戚などで集まって、お墓参りや仏壇にお供え物をしてお参りしたりします。

この時期には、浄土にいる霊魂が、生前過ごしていた地上に帰ってくると言われています。その為、時々家の玄関前に「茄子」「胡瓜」で作られた「馬」や「牛」を目にする事が有りますね、これは、お盆の時期に故人やご先祖様の霊が家に戻ってくる際の、行き来する乗り物として添えられる様です。

「霊が戻ってこられる時には、胡瓜の馬に乗って、少しでも早く!家に帰って来てもらいたいと、そして、お帰りになる時には、牛に乗ってゆっくりと帰って頂きたい」との気持ちがこもっています。此の「胡瓜の馬」を(精霊馬)と呼び「茄子の牛」を(精霊牛)と言うそうですが、地域によっては逆で、ゆっくりと故人やご先祖様をお迎えする為に「精霊牛」でお迎えし、帰りは迷わずお帰り頂く為に「精霊馬」と言う地域も有るようです。

他にも、行きも帰りも「精霊馬」とし、「精霊牛」には供養する為のお供え物等の荷物を載せて帰るとしている地域も有るようです。

因みに、この季節の、胡瓜も茄子も旬であり、入手するのが簡単であり、お供え物等に適していることも使われるようになった理由だと思われます。

どちらも、比較的簡単に作ることが出来ますので、小さいお子様でも一緒に作ってみるのも宜しいかと…。材料も胡瓜と茄子、そして、割り箸が有れば(もしくは爪楊枝でも可)大丈夫ですので、割と簡単に作ることが出来ます。

近頃では、スーパー等でも、一式揃えて売っている所も有りますね。

又、精霊が戻って来る時の、目印として欠かせないのが「盆提灯」です。当方が子供の頃、父親の実家にお盆の頃遊びに行くと、とても綺麗な「盆提灯」を目にして、母に買ってと言って困らせた思い出があります。現在では、住まいに合わせて、色々な「盆提灯」も売られているようですが、この時期、ご先祖様に想いを寄せて、飾ってみるのも良いかも知れませんね。

高田司法書士事務所

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